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3.11 Ⅵ

Posted by クランコ on 23.2011 日常 0 comments 0 trackback
東日本巨大地震の大津波で全壊した岩手県陸前高田市の県立高田病院のスタッフが、
1台の衛星電話を手に、市内の別の場所に設けた仮設診療所で被災者の診療を続ける。

 「横沢伝声器」とスタッフが呼ぶこの衛星電話は、今月末で定年退職する予定だった
病院事務局長の横沢茂さん(60)が、命をかけて津波から守った。有線電話や携帯電
話の不通が続く中、薬品調達や救急患者の情報収集の〈命綱〉となっている。

 11日の地震発生直後、鉄骨4階建ての病院は入院患者や医師のほか、避難してきた
住民ら100人以上であふれていた。「大きな津波が来るぞ」。
数分後、あちこちで声が上がった。

 3階にいた事務員の冨岡要さん(49)は窓の外を見た。10メートルを超える
大きな津波が迫っていた。1階事務室まで階段を駆け下りると、横沢さんが窓際に設置
されていた衛星電話を取り外そうとしていた。通信衛星を介して通話する衛星電話は、
地上の施設が壊滅すると使えなくなる携帯電話や固定電話と比べ、災害時に強い。

 「津波が来ます。早く逃げて下さい」。冨岡さんは大声で伝えた。横沢さんは
「これを持って行かなければダメだ」と叫んだ。冨岡さんは駆け寄り、横沢さんから
衛星電話を受け取って、屋上まで駆け上がった。病院が4階まで津波にのみ込まれたのは、
その直後。横沢さんは行方不明になった。

 衛星電話は11日こそ起動しなかったが、屋上からヘリコプターで救助されたスタッフ
らが13日に再び試すと、回線がつながった。

 衛星電話で薬品や医療機器の融通を他の病院や業者に依頼。体制を整えた病院は
震災4日後の15日、同市米崎町のコミュニティーセンターに診療所を仮設し、
医療活動を再開した。22日も衛星電話が避難所の急患情報を得る唯一の手段だ。

 診療再開後は、毎日約150人以上が訪れる。高血圧や糖尿病の患者、地震のショック
で眠れないと訴える人など様々だ。地震前から高血圧で通院していた菊池利義夫さん(83)
は「こんな状況でも、きちんと薬を出してもらえる。本当にありがたい」と話す。

 横沢さんの遺体は21日、遺体安置所を捜し歩いていた妻の澄子さん(60)と
長男の淳司さん(32)らが確認。22日、同県紫波町の自宅に帰った。横沢さんは県の
病院事務職員として単身赴任で県内を巡り、2年前から高田病院事務局長になった。
同僚たちは「患者の目線に立った柔らかい語り口で好かれていた」と口をそろえる。

 遺体と対面した澄子さんは、「お父さん、ご苦労さま」と心の中で語りかけながら、
右耳についた砂を手でそっと払った。「患者のために忙しく、自宅への連絡まで気が
回らないのでは」という祈りはかなわなかった。だが、今はこう思う。「皆さんのために
役だったのは本当に良かった。本人も家に戻ってこられて、安心したでしょう」

 衛星電話には「事務局長さんが天国で手伝いしています」と書かれた紙が張られている。


爆発事故が起きた福島第1原発に常駐していた保安院の職員7人が、地震発生後約1週間、
現場から約60キロ離れた山向こうの福島県庁に“避難”していたことが分かった。未曾有
の危機にある原発の現場に1人も職員を置かずに、どうやって保安を担っていたのか。
「保安院は不安院だ」。いらだちの声も上がっている。

 全国各地の原発には、原子力保安検査官、原子力防災専門官、核物質防護対策官といった
同院の技術職員が常駐している。福島第1原発では、7人の職員が業務に当たっていたが、
15日に現地本部が60キロ先の福島県庁に移った際、ともに移動した。

 地域住民に対する避難指示は、地震直後に周囲3キロ圏内、翌12日に10キロ圏内に
拡大され、職員らが移動した15日も20キロ圏内だった。

 同院は、自衛隊や東京消防庁の注水が奏功し、放射線濃度が落ち着き始めた22日、
2人の職員を現場に戻したが、住民よりも、さらに先の安全圏に移っていたことになる。

 同院の西山英彦審議官は22日の会見で、職員を福島県庁に撤退させた理由について
「安全性に問題があり、人間が暮らすには不便が多かった」などと釈明。食料などの物資の
運搬が困難なことを理由に挙げているが、額面通りに受け取る人はどれだけいるか。


同じ国民でこうも人間性は違うのか・・・
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